"Vikings Dragon Ship" SMER 1/60
ビーキング
Vikingska lod DRAKKAR (セマー 1/60 プラスチックモデルキット)
(帆は紙で作り直し)
8〜11世紀頃に活躍したバイキング(ビーキング)の船です。
バイキングというと北欧の武装船団(海賊)というイメージが強いですが、
実際は農民、漁民が足りない食料を確保するため交易に出かけ
ついでに条件が良ければ(?)略奪行為をしたり
実力(?)で水や食料を補給したりしていたそうです。
竜骨構造を持つことによって耐波性が向上し
地中海にまで足をのばしていたそうです。
西は、アイスランドやグリーンランドを経て
なんとアメリカ大陸まで到達していたそうです!
実際に発掘されているバイキングシップは
前後がもっとそり上がっていて、
こんな立派なフィギュアヘッドはついていません。
実際のヘッドは取り外しが出来るもっと小型のモノだったようです。
このキットの元ネタはなんだか分かりませんが
多分、イメージが強調された何かの絵ではないかと思います。
チェコの模型メーカー、セマーのキットです。
ナポレオンキャノンと同じく
大味な「なんだかな〜」なキットですが
できあがってみるとカッチョ良いです。
舵の取り付けなど「???」で
修正が必要かと思いますが
実際のところが分からないので
そのまま素組しました・・・。
こぎ手や操舵士、指揮者?などのフィギュアがついていましたが
私の手には余る代物だったので
ジャンクボックスに移動願いました。
ビニールっぽい帆が付属していましたが
デカールとくっついてしまい
はがしてみるとデカールにブツブツの小さな穴が
ところどころあいてしまいました。
帆の方は洗えば綺麗になるでしょうが・・・
表はオレンジのストライプで裏は真っ白です。
ドラゴンの絵はデカールを貼るようになっています。
裏から見て真っ白なのも不自然な感じがするので
自作することにしました。
スキャナーでドラゴンの絵を取り込み
ブツブツの穴を修正し、背景を透明にしクリップボードへ。
図形プロセッサ「花子」(一太郎の相方)でストライプの帆を描いて
ドラゴンの絵を貼り付けました。
普通紙に印刷するには熱転写の方が鮮明なので
アルプスのMDプリンターを使いました。
鏡像印刷機能があるので別の紙に裏面も印刷し
裏表を貼り合わせました。
コピックの薄い茶色でフィルタリングして
うっすら汚れた感じにしました。
張り線はナイロンの水糸(建築用)です。
塗装は全体にサンドイエローを吹いて
木目を黒の油性ボールペンで描き込んで
木部は透明感のあるマーカー「プロッキー」の茶で塗りました。
ペン先が入らない所はアクアオイルカラー「デュオ」です。
塗ったと言うより濃いめにウォッシングし、拭き残しました。
赤や緑などは「アクリルガッシュ」です。
楯の部分のマーキングはデカールですが、
ブツブツの穴は「アクリルガッシュ」で修正しました。
どうせ汚すので汚くて良いかと思いましたが
デカールを作り直した方が良かったようです・・・。
2005年11月
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