ARTILLERIEWAGEN(s.Sp.)(Revell 1/35) |
正式名称の「s.Sp.」はschwer Spahwagenの略で重偵察車の意味です。
一般的にはパンツァードライジーネと呼ばれ
日本では装甲トロッコと訳されるようですが
トロッコではなく気動車です。
トロッコはトラックがなまった日本語と言われ、
人力で動かす小型貨車や貨車改造の簡単な客車などをさす言葉です。
一方、ドライジーネは、
もともとは地面を蹴って進む自転車の元祖を作った人の名前で
自転車の元祖の名前になりました。
そこから意味が広がり人力の鉄道車両にも使われ、
小型の気動車などをさす言葉にもなったようです。
日本語のトロッコよりもずっと意味が広い言葉のようですので
訳語としてはふさわしくないように思います。
「装甲気動車」と言った方が正しいかと思いますがいかがでしょう?
指揮車や歩兵車、工兵車、砲車など12両+地雷よけ貨車、戦車搭載車などで1編成を組んだり
単独で使用されたり、故障車を外して編成したりできて便利だったようですが
編成を組むと時速20km/h・・・。マラソンランナーなみ?
このキットは砲車で3号戦車N型の砲塔付です。
売れ残り半額セールで買ったヨレヨレキットです。
レベルブランドですが中身は丸ごとドラゴン製のようです。
(日本では旧グンゼブランドで発売されていました)
レベルは他社のキットにパーツを加えたりデカール替えして発売していますが
コレはまんまドラゴン製のようで・・・
デカールと言ってもたいしたデカールは入ってないですが・・・。
今度、ドラゴンからオレンジボックスで再販されるようですが
砲塔とか新キットのが入っているのかな?
新キットが出る前にさっさと作っちゃおっと、ってな訳で作り始めました。
古いキットなのでかなりアレです・・・が、素組みでサックリいっちゃいました。
線路ベース付ですが、バラストのディテールが今一なので
線路を5mmほど浮かせ、100均で買った砂利のようなモノを撒きました。
ついでなので、ディオラマベースではありませんが
線路モノ撮影用お立ち台としてJOEFIXの植物などを植えベースを作りました。
塗装はクレオスのミスターカラー
ウォッシングはアクアオイルカラー「デュオ」
細かい塗り分けはタミヤエナメルやアクリルガッシュです。
2010年6月
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