German Truck "Krupp protze with 20mm Flak.30" (Tamiya+Gunze 1/35)
未確認機接近
6×4トラック、クルッププロッツ(タミヤ 1/35)
エッチングパーツ(エデュアルド)
20mmFlak30(旧グンゼ 1/35メタルキット)
フィギュア=ドラゴン、トライスターFlak38用から
雑草・エノコロ草(紙創り)
WW2初期のドイツ軍小型トラック
「クルッププロッツ(クルップボクサー)」です。
水平対抗エンジンのためボンネットが低く、視界が良さそうですね。
その代わり、シリンダーヘッドがタイヤハウス内に顔を出していて
大丈夫なのか?と心配してしまいます。
主に兵員輸送(Kfz.70)や20mm対空砲の牽引(Kfz.81)、
軽砲の牽引(Kfz..69、荷台部分が異なる)等に使われました。
牽引だけではなく
現地改修(?)で
搭載しちゃってる車両も少なからずあったようです。
自走砲化したほうがすぐに撃てて便利だったんでしょうね。
週末模型親父さんこと住友氏のHPで開催された
ミリタリートラックフェスタに参加し
以前から作ってみたかった20mmFlak搭載のプロッツを作ることにしました。
タミヤとは言え、いにしえのキットなので
手がかかりそうですが・・・。どうなることやら・・・。
以下、簡単な制作記です。
3/7
荷台だけ先に組んで以前作った2cmFlak38を載せてみました。
荷台が写っている実車写真だと座席(タイヤハウス)の高さに板を張って
Flak30を載せているので厚紙を座席の上に置いて38を載せてみました。
残念ながら防盾と椅子が引っ掛かって旋回できませんでした・・・。
実車写真でも搭載している高さはいろいろあるようですが、
38を載せる場合は背もたれの下あたりまで床を持ち上げないとダメなようです。
30を載せるとどうなるかも試してみたいと思います。
荷台の板には印刀(彫刻刀)で木目っぽいテクスチャをいれました。
OVMの留め具はエッチングパーツを使う予定なのでプラ丸棒で穴を埋めました。
3/21
キットのプラパーツは、ほぼ組み終わり、
エデュアルドのエッチングパーツを使ってディテールアップ作業中です。
現在のエデュアルドは洋白エッチングですが昔は真鍮エッチングでしたね。
コレは10年ぐらい前(?)に買ったヤツ・・・。
旗竿や車幅確認ポールの棒の部分、キャビン内の手すりは
丸棒のようなので真鍮線に置き換えました。
荷台下四隅のフックも実車では先のとがった丸棒を曲げてあるようなので、
やっぱりエッチングパーツでは感じが出ませんね・・・。
作り変えようかなぁ〜・・・。
幌の支柱の受けの部分はパーツ化されていないので真鍮パイプを貼り付けました。
ライトのレンズカバーは紙と溶きパテ、
ウィンドシールドは切り取りプラ板を芯に紙を巻いてプラパテ、溶きパテを塗りました。
ウインドシールドの支えはパーツがないので真鍮線で・・・見えないと思ったら結構見えますね・・・。
実車は板状のパーツのようですが・・・。
ボンネット左前の切り込みは何かと思ったら
ステアリングの伝達パーツ(?)が出てるところのようですね。
コレもキットにはパーツが無いようなのでプラ版でそれっぽくでっち上げました。
この後は・・・
OVM類はジャンクボックスを引っ掻き回してよさそうなのを探さないと・・・。
プラスモデルの三角燃料缶を買ったらでかい!容量で何種類かあるのでしょうか?
キットパーツを元にスクラッチかなぁ・・・。
フロントの牽引フックも無い・・・。スクラッチかなぁ・・・。
3/27
一応トラック本体は組み立て完了です。
サフって瞬着のはみ出し等、粗探ししてみないと・・・。
OVMの取り付け位置はいろいろなパターンがあるようです。
今回はキットの位置に準じていますが微妙〜に変えています。
スコップとノテックライトはタミヤの4号戦車車外装備品セットから、
つるはしはジャンクパーツ(ドラゴン?)、
斧はキットパーツのヘッドにジャンクパーツの柄をつけました。
ノテックライトの基部はエッチングでは縦の面の高さが足りないのでプラ版でデッチ上げ。
三角燃料缶はキットパーツのディテールを削って
床下収納の分2個を「型想い」で型を取りエポパテを充填、
紙を巻いてリム(?)を再現、0.2mm洋白線で持ち手を作り、
キットパーツにはジャンクエッチングでベルトを巻き、
床下収納分は紙でベルトを巻き、真鍮パイプで口をつけました。
フロントの牽引フックはホワイトメタルのジャンクパーツ(sd.kfz.221のガレキ?)
荷台下四隅のフックは真鍮線に変えました。
この後は・・・
塗装しようかなぁ・・・。Flak作ろうかなぁ・・・。
4/10
旧グンゼのハイテック版、20mmFlak30です。
ほぼホワイトメタル製で、砲身は真鍮挽物、砲身上下の伝達パーツに洋白線(?)が入っていました。
(真鍮線の切れっ端があったのでそれを使いました。)
フィギュアも4体つきですがオールホワイトメタルです。(見た感じヌルイ・・・。)
フィギュア以外は全体的になかなかのディテールですが防盾など分厚い感じです。
ホワイトメタルは柔らかいので薄いパーツや細いパーツは簡単にクニャッといっちゃいます。
一度いっちゃうとピシッと元には戻りづらいので精密機械の再現にはむかないかな・・・?
部品の取り付け位置もわかりづらいので全体的にヨレヨレに・・・。
砲身は挽物なのでヨレなくって良いのですがハイダーはホワイトメタルなので・・・。
どこかでピシッと決まった決定版のFlak30を出して欲しいですね。
台座部分は、タミヤとエバグリーンのプラ素材でデッチ上げ。取り外し可能(載せるだけ)にしました。
防盾左側と椅子が荷台の側面とぶつかってしまうので高い位置にマウントしないとダメでした・・・。
実車写真では、もっと低い位置にマウントしたものもあるのですが・・・、
椅子のディテール写真を見ると前後に伸び縮みが可能だったのでは・・・と思われます。
4/17
メタルパーツはフィニッシャーズのパワープライマーを塗ってから全体的に下塗りしました。
金属部分はミスターカラーの黒鉄色の上からファレホのハルレッド(レッドプライマー代わり)、
木部はミスターカラーのタンです。
後から引っ掻いて下地を出すつもりですが・・・ジャーマングレーだと黒鉄色とは区別が・・・。
ベースは適当な大きさの発泡スチロールにバルサ材を貼り付けました。
4/25
車体はファレホのジャーマングレーを吹いたら・・・濃〜〜〜い!
白を混ぜて上から吹いてだいぶ明るくなりました。
竹串やヤスリ、デザインナイフなどでカリカリやって下地を出しました。
木部は良い感じですが金属部はなんだかわからないです・・・。錆色で書き込もうっと。
ファレホはガッシュよりも塗膜が強いような気がしました。
フィギュアはドラゴンのFlak38用から立ち姿3体とトライスターのFlak38用から座り姿2体をチョイス。
ドラゴンの方はフリーガーブルセの空軍さんでトライスターは作業服姿の陸軍さんのようですが・・・空軍さんと言うことで・・・。
キットのメタルフィギュアは・・・ヌルイ感じなのでパス。
立ち姿の前屈みのフィギュアのみ腕を切り張りし、あとはほぼ素組です。
顔と手をファレホ、ガッシュで塗ってみました。ヒゲが濃すぎたかっ!
5/5
車両はとりあえず完成。
アクアオイルカラー「デュオ」でウォッシング、
タミヤのウェザリングマスターでブラシしたり、ピグメントでブラシしたり
との粉をアクリル溶剤で溶いてタイヤ周りに塗ったりしました。
ミスターカラーのつや消しクリアーを吹いて調子を整えてみたら
錆のチッピングが薄くなっていたのでパステル色鉛筆でチョコチョコ書き足しました。
チップはやり直そうかな・・・?
ベースに「紙創り」の「雑草・エノコロ草」を植えたら1パックじゃ足りなかったです・・・。
全面草原にしようと思っていましたが手間がかかるので半分は土(道路?)にしました。
エノコロ草は塗装中でまだ植えていません。
フィギュアもこれから・・・。何とか間にあうかな?
5/9
うっ・・・。エノコロ草の種の部分は塗らないほうが良かった・・・。
先に茎や葉を塗っておけばよかった・・・。
フィギュアのユニフォームもファレホとアクリルガッシュで塗りました。
ファレホは今回初めて使ってみましたが、調色も塗膜の強さ、食いつき等々、
模型用にチューンされている感じで使いやすいですね。
ガッシュの在庫がいっぱいあるのでしばらく併用が続きそうですが、
買い足すのはファレホになりそうです。
ガッシュの塗膜の弱さも使い場所がありますが・・・。
フィギュアの配置は散らばしたりかためてみたり・・・いろいろ試しましたが
結局、見せたいところが隠れない配置になったりして・・・。
2010年5月
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