German Armored car "Sd.kfz.221"(Sovereign 1/35) "Sd.kfz.222" "Sd.kfz.223"(Tamiya 1/35)

22三兄弟(Sd.kfz.221.222.223)



ドイツ軍装甲車Sd.kfz.221・222・223です。(左から順に)

221はKfz.13の後継車です。
本格的偵察装甲車として開発されました。
武装がMGのみで貧弱だったので20mm砲を積んだ222が開発されました。
同じシャーシですが砲塔の大きさが違うのでボディーごと作り替えられ
222の方が幅が広くなっています。
222のボディーに221の砲塔を載せフレームアンテナ付き無線車にしたのが223です。

よく似た260・261は武装無しの通信部隊用です。

道路で80km/hも出せる軽快な車両としてアフリカなどでは評判の良い車両でしたが、
東部戦線の春の泥濘には歯が立たず、
250/9などへとバトンタッチされて行くことになります。

とは言え、とりまわしの良さから終戦まで使われ続けたそうです。
221も42年に2.8cmゲルリッヒ砲装備への改修を受け終戦まで使われたそうです。

Sd.Kfz.222

Sd.Kfz.221

Sd.Kfz.222

Sd.Kfz.223




Sd.kfz.221 ソブリン 1/35 レジンキャスト&メタルパーツ エッチング付き(カステン)
Sd.kfz.222・223 タミヤ 1/35
エッチング 222用・223用 ショウモデリング
ドイツドラム缶セット タミヤ 1/35
アフリカ軍団三号戦車兵セット グンゼ 1/35
アフリカ軍団 イタレリ 1/35
4号戦車車外装備品セット タミヤ 1/35
その他 真鍮線、アルミパイプ、プラ板、ジャンクパーツ等


221のパーツです。

221は前に作った247と同じソブリンのキットです。
同じメーカーですが・・・、247の出来が良すぎるため期待ハズレかなぁ・・・。
それでも十分な出来です。
モデルカステンの223用のエッチングまで入っているのはうれしいです。
内部も、若干、再現されてますが、積極的に見せるほどではありません。


ざっと組んでみました。(221)

レジンの宿命ですが、ボディーが縮み、ゆがんでいるようで
ピッタリいきません。
さらに前輪フェンダーの位置が前すぎるようです。
前輪の取り付け位置を修正した方がアラが目立たず良いでしょう。

247もそうでしたが、タイヤにトレッドパターンがありません。
タミヤの222・223のタイヤの方が良い感じです。
たぶんタミヤのキットを元にしていると思われるので
タイヤの取り付け部分の形などそっくりです。

砲塔も共通なので223と「2こ1」が良いと思います。
(キットでは砲塔のクラッペの数が違います。実車でも3パターンぐらいあるそうです。)


デッチアップ完了

うちのストックに、222が2つ、223が1つありました。
実車写真でも3車揃い踏みの写真が何枚か確認できます。
同一部隊(小隊)で同時に使用されていたようですので
ここは3台ならべたディオラマ風作品にしたいです。
アフリカにしよっと!

タミヤのこのキットは古いモノです。
私がモデラー休眠に入った頃・・・22〜3年前?かな?・・・のモノで
いろいろ問題もあるようですが・・・気にせずいっちゃいます・・・。
(サクサク組めて気持ちいいです!)

223と「2こ1」とも思ったんですが222を1台つぶして
タイヤ、ライト、シャベル、などを221に
運転席まわりのビジョンバイザーを223にもっていきました。(「3こ2」?)

タミヤのライトが良いわけではないのですが形をそろえたかったので・・・。
ビジョンバイザーの形も製作時期をそろえるために同じ型式のモノにしました。
方向指示器は上の方にしました。(初期型)
実車(222)は10数種のマイナーチェンジが行われているようです。
一応、中期頃のイメージです。

エッチングはカステンとショウモデリングのモノを使いました。
砲塔の手榴弾防御ネットはエッチングに限りますね。
エデュアルドのエッチングだと、車体の網パーツも入ってるようです。
(近所では入手できず・・・)
左後部の車間表示灯は、エッチングは使わず4号戦車セットから持ってきました。

あとはいつものように真鍮線などでデッチアップしました。

塗装については、フォルクスワーゲンと同じようにしたので
興味がある方はそちらをご覧下さい。
こちらもDAKの椰子の木マークはステンシルです。
上手くいったり失敗したり・・・。
失敗も「味」って事で!
車両の方はコレでおしまい。

問題はフィギュアです・・・。
アフリカの兵隊さんは少ないですね。


下塗りは肌色を吹いてます。(レジンはサフってから)

前列左から
タミヤのキューベルドライバーさんです。221車長さんに昇格。
ズボンのすそを紙で作り、腕をつけかえました。
お隣の3体はグンゼのアフリカ三号戦車兵セット(レジン)です。
立っているのは222の砲手です。3号の車長から降格?
腕と頭の付け替えです。足先は切っちゃいました。(狭いので)
お隣は222の車長(装填手?)です。3号の砲塔に箱乗りしてる砲手から昇格?
片腕と顔の向きを変えました。
お隣は223の車長です。三号のゲペックカステンに座ってる装填手?から昇格。
右腕をちょいと車体に合わせただけの素組です。
以上4人は砲塔にのせます。

思ったよりも小改造で良い感じのが出来ました。

後列左から
イタレリのアフリカ軍団セットから、しゃがんで地面にお絵かきしてるおじさんです。
MG銃座を作って後ろで弾薬箱をいじってるところにしようかと。
お隣も同じくイタレリのタバコを吸ってるおじさんです。
偵察に出る小隊をMG銃座でお見送り。
2体とも、とろけるようなあま〜いモールドで・・・。
服のシワを追加したり、顔を整形したり・・・。(修正しきれないです)
使わない方が良いかもしれませんが、脇役なのでこんなモンで。

お隣はハセガワのアフリカンキューベルのフィギュアです。(素組)
出来は良いですが、今回は使わないことに・・・。
恰幅の良い高級将校さんで場面に合わないようです。
登場させるとしたらKfz.15も欲しくなりますね。(ロンメル&ヒズスタッフ?なんちって)
となると無意味にだだっ広いベースになりそうです。
また別の機会に挑戦したいです。
こうして夢は広がり、ストックは増え、財布は軽くなり
それでいて完成見込みは全くたたないという悪循環に・・・。

話をもどして・・・

塗装は、顔はアクアオイルカラー「デュオ」
ユニフォームは「アクリルガッシュ」です。
ウォッシングは「デュオ」を「オドレスペトロール(無臭)」で薄めました。
ドライブラシは「アクリルガッシュ」です。

ベースはA4ぐらいのデコパージュに
マホガニーのステンをしみこませ、ニス掛けです。
地面は紙粘土にシーナリーバラスト、シーナリーパウダー、重曹です。

土嚢セットでMG銃座を作り
ジェリカンセット(古いヤツ)のドラム缶を補給所の道標にしました。
この辺は高校生時代の未完成ディオラマから持ってきました。

砂漠の222は、いつかは絶対作りたいと思っていたテーマなので
実現できてうれしいです!
しかも、兄弟付きで。
ディオラマというには寂しい内容ですが、本人的には満足満足。


1999年9月


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