"Yao Fei-lung" (Power dolls) (Scratch build 1/7)

ミッション コンプリート
(ヤオ・フェイルン)



今回は文がヤケに長いです。ロードに影響は無いと思いますが・・・。
どうもすみません。


PCゲーム「パワードール」シリーズのヤオ・フェイルン中佐です。(1では少佐)

・・・・・あれっ?知らない・・・ですか・・・・・?
PCゲーム界では結構有名だったんですよ〜。(PCゲームそのものがマイナーかな?)

もともと9801版のゲームです。
「パワードール」「パワードール2」「パワードール2ダッシュ」「アドバンスドパワードール2」
と展開されました。
ちょうど9821(Win)への移行期で、パソコン人口が増える前ですね。
DOS/Vなど他機種へも移植されています。
「1」と「2&2ダッシュ」はWin95版にもなり今年(1998年)発売されました。
プレステ版も出ています。(今回、資料のために買いました)
他にも小説(持ってる)、コミック(持ってない)、OVA(2本・持ってる)、音楽CD(持ってない)も出てます。
ガレキではアルファから「パワーローダーX4+」ミニフィギュア付き
(X4+Cへの改造キット・改造キット入りコンプリートセットもあり・持ってる)
ウェーブから「パワーローダーX4S」1/20ヤオ・フェイルン付き(持ってる)
が出ています。

ゲームはヘックスタイプのウォー・シミュレーションです。
アクションポイント制なので1ターンで攻撃ばかりなんてこともできます。
隊員のスキルアップもでき、RPG的要素もあります。
9801版はデータをコンバートできたので、お気に入りのキャラはバリバリでした。
Win版はコンバートできません・・・。(残念!)

1は移民惑星オムニの独立戦争が舞台で2はオムニ内の反乱勢力との戦いです。
第177特務大隊第3中隊の通称が「ドールズ」です。
カワユイネーチャン達だけで構成されてます。
基本的には空挺特殊部隊で、パワーローダーで敵地奥深くに降下して
人質救出や破壊工作などのミッションをこなします。
ドールズには航空機専門隊員もいてローダーの空輸(降下、脱出)・攻撃支援にメンバーを振り分けます。
地上部隊もローダー部隊と長距離支援砲部隊に分けます。
ミッションによっては支援部隊無しにはクリアーできません。
ローダーは砲兵観測&撃ちもらしの後片付けにまわることもあります。
とにかくいろいろな戦術を楽しめる面白いゲームです。
見た目はヤワですが中身はハードですよ!
美女にロボットに特殊部隊にウォーシミュレーションが好きな人にはお勧め!
(1よりも2以降の方が特にお勧め!)

あれ?なんかゲームレビューになっちゃった・・・?

1ではハーディ・ニューランドが隊長、2ではヤオが隊長に昇格。
お気に入りのキャラだったのでうれしかったです。
ヤオちゃんは男勝りのエースパイロットで、
射撃よりも格闘戦が得意のキャラなんですが、
もともとAPが高いので使いまくって射撃のスキルも一番に成長させちゃいました。

さて、モデリングに重要なキャラクターデザインですが・・・。
同じデザイナーの方が描いてないようです。
2と2ダッシュは同じようですが、あとはみんな違うようです。
OVA2本も違う人が描いています。(連続モノではないです)
可愛いヤオちゃんから恐いヤオちゃんまでいろいろです。
どれを作るということではなく、すべてをひっくるめて
自分の中に出来上がったイメージで作りました。(へたの言い訳・・・)


ヤオ・フェイルン
(フルスクラッチ 1/7)

特別出演 ウェーブ X4Sのオマケフィギュア 1/20ヤオフェイルン
原型製作 「いとー」さん
(これはプレステ版のマニュアルに出てくるヤオちゃんだと判明しました!)

材料 石粉粘土(ファンド・マイネッタ)90パーセント
    エポキシパテ(セメダイン社各種・ボンド社)10パーセント(髪・肩アーマーなど)
    ラッカーパテ(セメダイン社・木部用)修正・穴埋めなど
    プラパテ(タミヤ)修正・穴埋めなど
    溶きパテ(Mr.サーフェーサー500・ビン入り)表面処理
    白サフ(タミヤ.ファインサーフェーサー)
    ハネ髪=エッチングパーツ(烈風)
    0.3mm真鍮線(ウェーブ)

前〃回の誰かさんの胸像を作る前に
2体スクラッチしてたんです。
1体はプラグスーツの綾波ちゃん。(のちにキキに変身)
もう1体はこれです。

ホントは実験的に綾波ちゃんの頭部を2つ作ったんです。
ひとつはファンドで、もう一つはポリパテで。
ポリパテの方が似てたので綾波ちゃんに(のちキキに)。
ファンドの方は似てないけど美人さんなので他のを作ろうと思って・・・。
で、大好きなゲームキャラのヤオちゃんにしました。

こちらの方は、ほぼ100パーセント、ファンドで作っていたのですが
キキの反省からエポパテに移行しました。
ファンドはやわらかく削りやすいのですが
弱くて、細かいディテールやエッジが欠けやすいです。

エポパテも試しにいろいろ使ってみました。
セメダイン社から木部用・金属用・水中用・プラ用。
ボンド社の接着パテ。(前にプラ用と書いたのは間違いです。m(_ _)m)

金属用は10分で完全硬化するとありますがもっと速い感じです。
キメが細かくカチカチになります。十分削れますが、模型にはむかないでしょう。
他のが売り切れてたらこれでしょうか。
木部用も10分硬化です。サクサク削れてバッチリです。素体作りにもってこい。
水中用は6時間硬化ですが実際は10分ぐらいでほぼ固まります。
やや、粘りけ・柔軟性が残っているくらいで、大きな変形はできなくなります。
木部用が無かったらこれで代用できそうです。
金属用と水中用は同体積で木部用の倍の重さですので足などに使うと良いかもしれません。

セメダイン社のプラ用は1時間硬化でタミヤのエポパテと同じような感じです。
上記の3タイプと違ってゆっくりディテール作りができます。
ネバネバしてるので、素体に張り付けて使うのにむいているようです。
ボンド社の接着用パテは2時間硬化でプラ用より粘りけが無いようです。
硬めできめが細かいので
拳などブロック状に作るときはこっちの方がむいてるかもしれません。

次回から、エポパテは木部用・プラ用・接着パテを使い分けようと思ってます。

ラッカーパテはタミヤの通称プラパテとグンゼのMr.パテが有名ですが
今回はセメダイン社の木部用も使ってみました。
ヤスリと相性がいいようで速く削れますが、ナイフだと崩れやすいです。
キメも細かくエッジも立ちます。
探せば他にも良い素材がありそうですね。

んっ?なんか素材レビューになっちゃった・・・。(苦笑)

そんなこんなで、中はファンド、表面は素材の実験場と化した観がありますが
ヤスリの削りカスにはまいります。
最初からパテ製だと水研ぎができてホコリ対策にもなりますね。

ハネ髪はエッチングパーツで下の方の細い髪は真鍮線です。
写真で見るとガタガタですね・・・。

塗装は失敗です。
マスキングが失敗で汚くなりました。

1998年11月 完成



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