Russian Tank "T-35"(ICM 1/35)

陸上戦艦

T-35 (ICM 1/35)
プラ素材各種 (エバグリーン)
黒い金網 (ワーク)
ジャンクエッチングパーツいろいろ



旧ソビエト連邦の多砲塔戦車T−35です。
76.2mm砲塔×1
45mm砲塔×2
MG銃塔×2
これこそ、まさしく多宝塔!パンパン。(拝むなっちゅーの!)

砲をのぞいて車体だけで比べると
マウスよりも長いです!
幅は細いです。(KVなみ)

なのに50t・・・
張り子の虎ってヤツですね。

傾斜砲塔型も含め60両ほどしか生産されていません。
バルバロッサ時に、ほとんど姿を消したそうです。
この程度で実用化された多砲塔戦車と言って良いのだろうか・・・。

車体前部、後部、エンジンまわりなど、
KV、ISにつながるデザインです。
ロシアン重戦車のご先祖様ってことですね。

大きさ比べ マウスより!!


作例は
バルバロッサの放置車両をイメージして
ハッチはオープン状態にしました。
主砲塔後部のMGマウントはなくしてあります。




さすがICM!
東欧のドラゴンと言われるだけあって
作りやすい好キットです。
タミヤと比べてはいけませんが・・・。

これから東欧極悪キットに手を出そうという方は
まずはこれから行っては如何ですか?(高いけど・・・)



キットはフレームアンテナ付きですが
取り付けないでパラ板でパッチ(?)をあてました。
リサーチした車両には
砲塔後部にも継ぎ目のあて板(?)があるのでこちらもプラ板で作りました。



キットには主砲塔後部にMGのマウントがありますが
リサーチ車両にはなかったのでプラ板でふさぎ、パテで成形しました。
小さいハッチ(銃眼?)もプラ板でそれらしく作りました。



キットのハッチ裏はモールドがありません。
ネジ部分は真鍮線を埋め込み
ハンドル部分などはエッチングのジャンクパーツなどで
デッチアップしました。



45mm砲の防盾基部のリベットを追加しました。
エンジンルーバーのネットは
「黒い金網」(商品名)にしましたが・・・ほとんど見えませんね・・・。



車体後部の形状がリサーチした車両と違っているのでいじりました。
まず、上の装甲版の方がかぶっている形にしました。
左右の丸い部分には、ちょっと出っ張った枠があるので
1mmプラ棒を貼り付けました。
キットにはありませんが、その丸い部分から角柱状のモノが立ち上がっています。
なんだか分かりませんが、プラ板とパテでデッチアップしました。
(えっ?分からないのに、すんな?)

前後の牽引ホールドのリベットも追加しました。

さてお次は塗装です。
サフのあとグンゼのMrカラーの「青」を下地に吹きました。
基本色は「ロシアングリーン(2)」にしました。
ウォッシングは、いつものように「デュオ」を「オドレスペトロール」で溶きました。
ドライブラシは「アクリルガッシュ」で明るめにしてみました。
最後に「ピグメント」でホコリっぽくして終了です。


2001年3月


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