German tank "PzKpfw VI Ausf E Tiger 1" (Tamiya 1/35)

ドロ虎 製作記・Part1

ドイツ重戦車、ティーガー1中期生産型です。
オットー・カリウスさんの搭乗車輌にします。
歴戦の生き残り、ドロドロ、ボコボコ、グチャグチャ車輌を作りたいです。

使用キットはタミヤの1/35、オットーカリウス搭乗車です。
(限定版・1999.12再販中)
このキットは後期型のキットを元に初期型転輪などをセットして中期型にしたモノのようです。
そのせいか、細かいところが違うような・・・。
「アハトゥンク・パンツァー」を頼りにデッチアップしてみます。


排気管装甲カバー


アハトゥンク・パンツァー6ティーガーを見てたら
排気管の装甲カバーにピン状のモノが?(多分、つり上げフック)
クビンカのティーガー1のが赤くペイントされていたので気がつきました。
エバグリーンの0.5mmと1mmのプラロッドを輪切りにして接着し、再現してみました。

コレを作ったあと、モデルアート別冊のノルマンディーを見たら・・・
モデルカステンの初期虎履帯のオマケにこのパーツがあるそうな@@@
前に極初期虎を作ったときに使ったので、残りを見てみたら
あ・・・やっぱりあった・・・。

せっかく自作しちゃったし、目立たないとこなのでこのまま行きます。



ゲペックカステン
スケルトンタイプ(ウソ) 銀のカステン(ウソ)

ゲペックカステンはボコボコにしたいので
側面と背面を切り抜き、0.1mmアルミ板に貼り替えました。
チト柔らかすぎ・・・。製作中からボコボコに・・・。
弾痕の穴をあけました。



ピストルポートなど

長〜い戦いになりそうな予感・・・

タミヤのキットは後期型の使いまわしのようで
ピストルポートがありません。
真鍮クギの頭が丁度良さそうなので穴をあけてさし込みました。

あっ!そうだ。コーティングはタミヤのポリパテにコーティングブレードです
便利になったものだ・・・。

それから、砲塔上部の溶接跡、砲塔中央部のネジ(?)穴も掘りました。



吸気口の支柱とガントラベリングロック

写真で見るとモッサリしてるなぁ・・・

前の写真を見るとエンジンの吸気口が丸見えなので
0.5mmプラ棒で支柱を作りました。
反対側は見えないので省略。

ガントラベリングロックのパーツは転輪などのランナーに付いていて
同じのが2枚入ってるヤツです。(お得な気分)
カリウスさんのお話では、前線ではいつ奇襲されるかわからないので
移動中も使用しなかったそうです。
と言うことは、邪魔にならないように開状態だったのでは?
キットパーツは閉状態なので切って開いてやりました。
2コ入りで良かった〜。



排気管カバーの座金


サイドフェンダーの座金

転輪のゴム部に傷をつけてあります

エッチングの中にも座金が入ってますが、
カステンの初期履帯セットの中の物を使うことにしました。
コレはエッチングである必要は無いと思うし、
カステンのは組立の手間はいらず、形も良好だと思います。
位置決めの型紙も入ってます。
アハトゥンクの図面に合わせたらピッタリです!(あたりまえ?)

接着部のコーティングを剥がして
流し込みタイプの接着剤で癒着するようにしっかり接着しました。
この辺もプラの利点ですね。

初期履帯セットには美味しいオマケがいろいろ入ってるのに
後期履帯セットの方はさみしいです・・・。

見た感じだと余るほどありそうだと思ったので
排気管カバーの座金にも使っちゃいました。
それからフェンダー用につけていったら・・・

ぎょえ〜!!足りない〜!

左右のフェンダーで4×8=32こ必要で、
余りは2個しかありませんでした・・・。(トホホ)
初期履帯は、もう一箱ストックしてあったのでそこから持ってきました。



予備履帯

ペリスコはエッチングです。ガラスは無し・・・。

予備履帯はカステンの初期履帯の残りにしました。
ハの字滑り止め部分は見えなくなるので
後期履帯を使うのは勿体ないからです。
ちなみに履かせるのはフリウルのメタル履帯の予定です。

ピンバイスで接続ピン用の穴をあけました。
良い感じに見えます〜。

固定具はキットには上側しか入ってません。
下側はエッチングにもありますが、ちょっと薄っぺらすぎるようです。
やはりカステンの初期履帯セットのオマケにしました。
エバグリーンのプラロッドでピンを作りました。

上側のハンドル(?)金具はエッチングでこれからつける予定です。



前後フェンダー

スクラッチです。ボコボコ・・・

取り付けたところ




前後のフェンダーを0.1mmアルミ板・なまし銅板で作りました。
(材質が変わったのは途中で材料切れのため・・・)
ヒンジ部はエバグリーンのプラ素材です。
リアのステー部(?)はキットパーツから切り出しです。

ティーガー1の市販パーツはいろいろ出ていて
アベールから前後フェンダーのパーツも出ていますが手に入りませんでした。
ココは是非ボコボコにしたいところなので、自作することにしました。
きっちり組むならタミヤのモールドは素晴らしいので素組が良いと思います。

アハトゥンクのイラストを見ると、
薄い金属板に裏からL字型の補強材を裏打ちしてあります。
リアの下の部分は裏打ちせず斜めに曲げてあります。
0.1mm金属板を使ってその通りに再現してみました。
L字型補強材はオーバースケールだと思いますが・・・。
ヨレヨレ感を出すにはバッチリですね〜。
もう作ってるときからボロボロ・・・。(T_T)

ヒンジはキットパーツから切り出して使おうと思いましたが
裏から削っていっても、どうも薄くならず、モッサリしてしまいます。
エバグリーンの1mm×0.25mmのプラ棒を2枚横に貼り合わせ
0.5mm丸棒を上から貼り、ナイフで切れ目を入れ(ディテール)
ネジ穴はピンバイスで開けてやりました。
写真では色がとんで細かいところが見えず残念です。
(ホッとしてたりして・・・)


2000年2月



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