Japanese Battleship "Mikasa" (Sealsmodels 1/700)

波高し(戦艦三笠)



日露戦争の連合艦隊旗艦「三笠」です。

今でも「記念艦三笠」として横須賀港に保存されています。
繋留ではなくコンクリートで固められて・・・。(チトあじけなし・・・)
私も御幼少のみぎり(小学生の頃)、2度ほど訪ねたことがあります。

戦艦ですが明治のフネなので小さいです。
幅は大きいですが全長は軽巡洋艦クラスでしょうか。
帆船の面影を残しているようで小粋なフネですね。

1902年、イギリスのビッカース社の製造で残念ながら国産ではありません。
1905年、日本海海戦において先頭に立ち
敵の進路を垂直にふさぐ「T字戦法」で
ボコボコに敵弾を浴びつつバルチック艦隊を撃滅しました。

世に言う「東郷ターン」ですが、
発案は参謀の秋山真之によるもので
瀬戸内水軍から近代海戦までの
研究によって生み出されたモノです。

詳しくは司馬遼太郎著「坂の上の雲」(全8巻(^^;;)をお読み下さい。





日本海軍戦艦「三笠」 シールズモデル 1/700
ジャンクエッチング WWII米海軍護衛空母用1 トムズモデルワークス・ピットロード
ナイロンテグス・真鍮線など

聞いたことのないメーカーであまり期待しないで買いましたが、
キットの方は、とても良いです。
出戻り以来、初の1/700なので他との比較は出来ませんが・・・。
昔も、1/700は1個しか作ってなかったです。(^^;

素組で行こうか迷いましたが、
結局、張り線をしエッチングで手すりを付けることにしました。
旗竿も真鍮線にしました。



1/700なので、極細のばしランナーで張り線しようと思ったんですが
ブツブツ切れちゃいます・・・。
金属線だと、1度よれたら直らないし・・・。
(よれた針金をピンと伸ばすのは難しいですよね。)
やはり張り線はナイロンテグスが良いようで。

しか〜〜し!ピーンと張ろうとしたらマストがポッキリ!!!
なおしましたが歪んでます・・・。
結び目が出来たり、なんだかんだで精密感は落ちますが
線があった方が良いですよね。
昔のフネなので線も多いし。

なお、張り線の数は控えめにしてあります。



エッチングは他のパーツで手すりがいっぱいのヤツを選びました。
階段(はしご段)パーツもあって、ググッと精密感が増します!

フネモノは先に細かい塗装をしておくのが普通らしいですが
私は先に全部組んじゃいました。
塗装で悪戦苦闘しそうです・・・。



白サフを吹いてから、
艦底色を下地に吹き
デッキにタンを吹き
軍艦色(2)を吹きました。
(サフはタミヤ・塗料はグンゼMr.カラー)

ノーマスキングで吹き分けましたが
上手くいくはずもないので
アクリルガッシュの似た色でタッチアップしました。
ムラになってますが
ウォッシング、ドライブラシなどでごまかせるでしょう・・・。(あまい?)

基本塗装が終わったので(あっ!菊の紋章を塗り忘れてるっ!)
ベースを作って固定しちゃいました。

ベースはデコパージュにスチレンボードを貼り
ファンドを盛りました。
直接、盛ると、水分で木が変形してしまうようです。
水柱を2本立て、水柱の跡(水の輪)を1つ作りました。

白サフのあと、
タミヤアクリルのクリアーグリーン・クリアーブルーを手塗りしました。

先にベースに固定してしまったので
船体のウェザリングはまだでした。
ウォッシングはアクアオイルカラー「デュオ」で
ドライブラシは「アクリルガッシュ」で行いました。

最後に「デュオ」で、白いアワを描き込み完成です。


2000年7月


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