バンタム４０ＢＲＣ

ドイツのキューベルワーゲン（四駆ではないけど小型で軽快）、
日本の九五式小型乗用車（くろがね四起）に刺激を受けた米陸軍は
１９４０年に「小型偵察指揮車」の発注をしました。

入札に応じたバンタム社が１歩リードして試作車を納入し
厳しいテストと改良を繰り返していきますが・・・。
悲しいかな零細企業のバンタムでは
米軍の大量の発注には耐えられないであろうと思われたのか
テストはウイリスやフォードにも公開され
バンタムはマークII、６２台
この４０ＢＲＣ、２６７５台を納入しただけで・・・。（涙）

のちにウイリスＭＢが正式採用され
装備の統一のためバンタム車は英連邦諸国やソ連に
レンドリースされていきました・・・。（号泣）

ある意味、ジープの元祖（・・・の改良型？）とも言うべき車輌です。
イギリス版を作りたかったけど
ブレンガンの吊り下げ銃架のディテールがわからなかったので
マーキング無しの無国籍で作っちゃいました。

キットは米軍版とソ連版の２種が発売されています。
違いはフィギュアと米軍版にはデカールがあり、
ソ連版はデカール無しです。

コレはソ連版のキットです。
車輌を組み終わってから
フィギュアを乗せようと思ったら・・・
あれっ？・・・合わない・・・。
フィギュアを乗せたい方は組み立て時に
フィギュアをしっかり摺り合わせておいた方が・・・。

東欧メーカーとしては素晴らしいディテールのキットだと思います。
プラは柔らかい感じでリアフェンダーと後部のボディーに
タイヤハウスの部分のヒケがありました。

ウインドシールドの下、ボディーの上面と側面の境目が角張っていますが
実車は丸みがあるようなので修正してあります。

４輪がきちんと接地しなかったので向きがゆがんでしまったような・・・。

写真で見るとラジエターグリルやライトのガードも太いですね・・・。

２００９年７月

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